演劇、舞台、公演
家路純華 -ieji sumika-
日本の一大企業である家路ホールディングスの令嬢。
愛くるしいルックスだけれども、高飛車な物言いのため、性格がキツイと周りから感じられている。
頭の回転が速く、相手との会話から事件の糸口を見つけて詰める手法を取っている。
輪島太郎のような何も考えない猪突猛進型は嫌いではない。
しかし、頭が悪い人と会話するのは疲れるため、自分から会話を広げることはない。
銀二とは、とある事件現場で出会い、それ以降銀二からの事件協力を受けている。
また、実家が大金持ちということもあり、働く気はなく金持ちの道楽として事件に顔を突っ込む。
自らを「考察者」と名乗っている。
輪島太郎 -wajima taro-
警視庁刑事部捜査第一課十三係の警部補。
親も警察官というサラブレッドのキャリア組。
大学から公務員試験で警察へ入庁し、数年間所轄で強行犯係に所属し晴れて今年から捜査第一課に入る。
上司の休井銀二にコキを使われており、嫌々ながらも銀二のパワハラについていっている。
好きなものはミステリー小説で無類の本好きである。
学生時代から読書を嗜んでおり、周囲の事実だった。
冨井菫とは高校時代の同級生であり、ほのかに彼女へ恋心を抱いている。
休井銀二 -yasui ginji-
警視庁刑事部捜査第一課十三係の警部。
輪島太郎の上司で今っぽくない昔ながらの情に熱いタイプ。
最近では上からパワハラを注意されているが、お構いなしに太郎にパワハラ擦れ擦れの行動を取る。
冨井杜若とは学生時代の友人であり、今回杜若からの頼みで家路純華に事件解決の依頼をする。
家路純華とはちょくちょく事件現場で会い、初めは邪険にしていたが、彼女の推理力に感銘し、今では難事件が発生した際に呼ぶほどの仲になっている。
冨井杜若 -tomi moriwaka-
株式会社TOMIEの代表取締役社長。
冨井家の長男。
父親である冨井喜朗が一代で築き上げた会社を引き継ぎ、二代目として会社経営をおこなっている。
元々は機械いじりが好きのため、電気製品などは自分で作らないと気が済まない性格。
社長を譲り受けてからは現場での仕事を父親である喜朗氏に止められ、会長になった喜朗氏の秘書まがいな雑用を押し付けられていた。
喜朗氏の亡くなった理由が自殺と聞いて不審に思い、学生時代の友人である休井銀二に事件の調査依頼をする。
しかし、親思いというわけではなく、社長業を一向に譲らなかった父親に対して憎しみを抱いている
冨井菫 -tomi sumire-
飛ぶ鳥を落とす勢いの実力派女優。
冨井家の長女、杜若の妹。
高校卒業後はスカウトでプロダクション入りし、現在は女優業をメインに芸能界で働いている。
数々のドラマや映画作品に出演しており、日本国民で知らない人はほとんどいないほど。
輪島太郎とは高校時代の同級生であり、警察官の彼に父親の死の真相を調査してほしいと依頼してきた。
喜朗が母親の死に目に会わなかったのと、元々芸能界に反対しているため、父親とは不仲である。
亡くなる直前まで見合いを迫り、芸能界を引退させようとしていた父親に対して憎しみを抱いている。
冨井霞 -tomi kasumi-
ネイチャーフォトグラファー。
冨井家の次男、杜若と菫の弟。
父親の会社には入らずに、大学卒業後すぐフリーカメラマンとなり、現在は全国各地を飛び回っている。
森林や花などの自然を撮影することが多く、ある程度の草花の知識を有している。
自由きままな性格で企業で働いたこともないため、誰に対してもタメ口でいる。
父親からカメラマンとして働くことを反対されており、亡くなる前までは喜朗の会社に無理やり入れられようとしていた。
好きな仕事を勝手に奪おうとする父親に対して憎しみを抱いている。
立藤泉 -tatehuji izumi-
冨井家のハウスキーパー。
今年で21歳を迎える少女。
元々は母親の立藤蘭子が冨井家のハウスキーパーをしていたが、喜朗氏の事件以降体調を崩してしまい、数ヶ月前から母親の代わりに冨井家のハウスキーパーをすることとなった。
そのため、事件については新聞やニュースの情報しか知らない。
母親が自分を産んでから困っていた時に喜朗氏が雇ってくれた経緯があり、母親とともに喜朗氏に対して尊敬の念を抱いている。
母親からもよく喜朗氏の話題が出ていたことから、三兄妹とは違い良い印象を持っている。
事件当日は母親とともに成人式に出席していた。